― ここで差がつく、そして取り戻せる ―

「中1のときは、そこまで困っていなかったのに」
「中2になってから、急に英語がわからなくなった」

とてもよく聞く声です。
そして実際、中学英語で一番つまずきやすいのが中学2年生だと思います。

それはなぜでしょうか。

中2の英語は「一気に増える」

中学2年生では、英語の内容が急にレベルアップします。

  • 文が長くなる
  • 使う単語が増える
  • 文法の種類が一気に増える

しかも、これまでに習った
be動詞・一般動詞・疑問文
などを 「わかっている前提」 で進んでいきます。

ここがあいまいなままだと、
新しい内容がどんどん積み重なり、混乱してしまいます。

「なんとなく」が通用しなくなる

中1の頃は、
なんとなく覚えた形でも乗り切れた子が多いです。

でも中2では、

  • 比較級・最上級
  • 不定詞
  • 受動態
  • 接続詞

などが出てきて、
文の仕組みを理解していないと太刀打ちできなくなります。

「どこが動詞?」
「誰が何をしている文?」

ここが整理されていないと、
英語は一気に難しく感じてしまいます。

実は「できない」のではなく「整っていない」

英語が苦手になった中2の子を見ていると、
「能力が足りない」と感じることはほとんどありません。

多くの場合は、

  • 最初のルールがあいまい
  • 文の形が頭の中でごちゃごちゃ
  • どこで間違えているのか自分でもわからない

という 整理不足 が原因です。

冬は、中2英語を立て直す絶好のタイミング

学校の授業が進んでいる間は、
立ち止まって復習する時間がなかなか取れません。

でも冬休みは、

  • 一度止まれる
  • 最初に戻れる
  • 「なぜそうなるか」を考えられる

英語を 組み立て直すのに、ちょうどいい時期 です。

ここで整理できると、
3学期の授業がぐっと楽になります。

中2の今、あきらめるのは本当にもったいない

中2は、
英語が「ずっと嫌いになるか」「伸びるか」の分かれ道。

でも同時に、
まだ十分に取り戻せる時期 でもあります。

「今、ちょっと苦手」
それは、やり直しのサインです。