「中学英語は難しい」
そう聞くことは多いですが、
実は正確には少し違います。

中学英語は、
難しくなるというより、
“見方が変わる”教科なのです。

小学校英語は「感じる英語」

小学校の英語は、
音を聞いて、まねして、
英語に親しむことが大切にされています。

多少間違えても大丈夫。
意味が全部わからなくても大丈夫。

「英語って楽しい」
その感覚を育てる時間です。

中学英語は「考える英語」

一方、中学校の英語は、
「なぜそうなるのか?」が問われます。

・なぜこの語順なのか
・なぜここに s がつくのか
・なぜ this じゃなく that なのか

英語を
感覚ではなく、仕組みで理解する
そんな学びに変わります。

ここが「変わり目」

多くの子がつまずくのは、
英語が急に難しくなったからではありません。

英語の見方が変わったことに
気づかないまま進んでしまうからです。

これまでの
「なんとなく分かる」
「雰囲気で答える」

このやり方が、
急に通用しなくなります。

だから必要なのは「たくさん勉強」ではない

ここで
「じゃあ、もっと勉強しなきゃ」
となる必要はありません。

必要なのは、
✔ 英語をどう見る教科なのかを知ること
✔ 中学英語の“考え方”を先に知っておくこと

これだけです。

小6の準備は「先取り」ではありません

小6のうちにやる準備は、
中学内容をどんどん進めることではありません。

・英語は語順が大事
・英語にはルールがある
・意味を考えながら読む

こうした
土台の見方を知っておくこと

これは先取りではなく、
橋渡しです。

見方が変わると、英語はラクになる

英語を
「覚える教科」ではなく
「理解する教科」として見られるようになると、

中学英語は、
驚くほどラクになります。

そしてここで初めて、
小学校で感じていた
「英語って楽しい」
が、ちゃんと生きてきます。

次回は…

次回は、
英語は「わかる体験」があると
一気に前向きになる理由
についてお話しします。