「説明できる」は理解できているサイン

問題が解けたとき、
「できた!」で終わってしまうこと、ありませんか?

実はここに、
テストの点数が伸びる子と伸びにくい子の
大きな分かれ道があります。

「説明させる」必要はありません

「説明してみて」
と言うと、構えてしまう子も多いですよね。

でも、難しく考えなくて大丈夫です。

「どうしてそう思ったの?」
と、ちょっと聞いてあげるだけでいいのです。

言えない=わかっていない、ではない

わかっていても、
それを言葉にできないことは本当によくあります。

だから、
言えないこと=理解していない
とは思わなくて大丈夫。

「まだ言語化できていないだけ」
そう捉えてあげてください。

親が言い換えてあげるのもOK

子どもが言葉につまったときは、
「こういうことかな?」
と、親が言い換えてあげても大丈夫です。

「そうそう、それ!」
と、腑に落ちることも多いです。

言葉にしてもらうことで、
子ども自身も
「あ、そういう意味だったんだ」
と理解が深まります。

日本語は使えても、意味はわかっていないことが多い

日本語は
読めるし、言える。

でも、
本当の意味まではわかっていない
ということ、実はとても多いのです。

最近は、
大人同士の会話をそばで聞く機会も
昔よりずっと減りました。

以前なら、
大人の話を横で聞いたり、
こっそり盗み聞きしたりする中で、
自然と語彙や言い回しを覚えていました。

今の子どもたちは、
言葉を覚えるチャンス自体が少ない
そんな環境にいます。

「言葉を交わす時間」をつくってあげてください

だからこそ、
勉強の場面で

「どうしてそう思ったの?」
「こういうことかな?」

そんな言葉のやりとりを
大切にしてほしいのです。

すらすら話す子もいれば、
わかっていても遠慮してしまう子もいます。

その時間が、安心と理解を育てる

少し立ち止まって話す時間を持つことで、

・子どものタイプを知ることができる
・考え方のクセが見えてくる
・「待ってくれる親がいる」と感じられる

そんな安心感が育ちます。

安心できると、
子どもは自然と話し始めます。

点数アップの分かれ道はここ

解けたあとに、
✔ どうしてそう思ったの?と聞く
✔ 言葉にできなくても待つ
✔ 必要なら言い換えてあげる

これだけで、
理解はぐっと深まります。

点数アップは、
教え込むことではなく、
言葉を交わすことから始まります。