子供は飽きやすい――だからこそ大切にしたいこと
子供は飽きやすい―だからこそ大切にしたいこと
「うちの子、何をやってもすぐ飽きちゃうんです」と
悩むお母さんは多いのではないでしょうか?
実は幼児さんだけでなく、成長して小学生になっても
中学生になっても感じることがあるかもしれません。
最初は楽しそうに取り組んでいた習い事や勉強も、
気がつけば「もうやりたくない」と言われてしまう……。
そんな経験はどの家庭にもあるかもしれません。
しかし、「飽きやすい」という特性は、決して悪いことばかりではありません。
飽きっぽさの裏には「興味が移り変わるスピードが早い」
というポジティブな面もあります。それでも、親としては
「何か一つのことに打ち込んでほしい」
「もう少し根気強く取り組んでほしい」と思いますよね。
今回は、「飽きやすい子ども」とどう向き合い、
どんなサポートができるのかちょっとお話したいと思います。
飽きやすい子にもいろいろなタイプがいる
一言で「飽きやすい」と言っても、理由や背景はさまざまです。
*新しいことが好きで、次々と挑戦したいタイプ
*集中力が続かず、気持ちがすぐに切り替わるタイプ
*他人からの評価が気になり、やりたいことが続けられないタイプ
どのタイプにせよ、「子どもはこういうものだ」と
受け入れるところからだと思います。
他の子と比べて「どうしてうちの子は続かないんだろう」と
子育て中によく思いました。でも、子どもの成長は十人十色。
比較よりも、その子自身がどんな特性を持っているかを
観察することが、長い目で見て良い結果につながると
自分の子育てで、知りました。
根気強い子に育てたいとき、親ができること
では、「飽きやすい」特性を持ちながらも、
根気強さを身につけさせたいとき、
親ができることは何でしょうか?
私が出した結論は、
「親が焦らないこと」と「楽しむ姿勢を共有すること」です。
結論はそう思ったのですが、
実際に待つことができたのは3人目でした(笑)
でも実際に子育てしてみるまでは
知らなかったんです。
親が焦らないことが大事だということを。
それでも、できること。
やってよかったと思うことは
-
小さな成功体験を積ませる
例えば、習い事や勉強で「ここまでできたね」と
小さな達成感を味わわせてあげると、
子どもは「自分でもできるかも」と思えるようになります。
一気に完璧を目指すのではなく、
「今日は10分だけ頑張れた!」
というくらいの短い目標で十分です。
-
環境を整えてあげる
飽きやすい子には、集中しやすい環境を
用意してあげることも効果的です。
例えば、
「この時間は勉強に集中しよう」というルールを明確にし
終わったら思い切り遊ぶ時間を作るなど、
メリハリをつけることが助けになります。
-
親自身が楽しむ姿を見せる
子どもは親の行動をよく見ています。
親が何かに一生懸命取り組む姿を見せることで、
自然と「好きなことを続ける楽しさ」を
感じ取ることができます。
子供にとって、これが最もインパクトが強いと思います!
信じる力が子どもを支える
「いくらやってもダメだ」と思う瞬間は親には必ず訪れるものだと思います。
「また飽きた」「なんで続けられないの?」とつい叱ってしまうことも
あるかもしれません。私は実際よく怒っていました。
だからこそ、そんな時こそ
「ちょっと、立ち止まってみてください」とお願いしたいです。
子どもにとって最も大切なのは、
「自分を信じてくれる大人」の存在です。
親が「大丈夫、あなたはできるよ」と
根気強く見守ってあげることで、
子どもは自分のペースで成長していけます。
「すぐ飽きてもいいよ」と余裕を持って接することで、
子どもは安心して新しい挑戦を続けられるようになります。
最後に
子どもが飽きやすいのは、興味を広げる力がある証拠です。
飽きっぽさを「短所」と捉えず、好奇心の現れと考えたとき、
親ができることは何でしょう?
時には、そっと見守るのひとつの選択かもしれません。
あるいは、「5分だけの約束」というルールを作ってみるのも
挑戦でよいかもしれません。
子供には自分で失敗して学ぶという体験が必要な時もあります。
子どもの成長は決して急がないこと。
焦る気持ちを抑え、「子どもが自分で成長していく力」を
信じてあげることが、親にできる最大の応援かもしれません。