
テスト前になると、
なんだか元気がなくなる。
「なんか嫌だな」
「どうせできないよ」
「わからない...」
そんな不安を抱えたまま、テストを受けているかもしれません。
実は、
テストの点数は気持ちに大きく左右されます。
テスト=怖いもの、になっていませんか?
「わからないよー」
「また点が悪いに決まってる」
こんな気持ちでテストを受けると、
本来の力は出にくくなります。
一方で、
安心してテストを受けられる子は、
普段の力をそのまま出すことができます。
親は、どうしても気になってしまうもの
「気にしすぎないほうがいい」
そう分かっていても、
親としてはやっぱり気になりますよね。
それは、
子どもを大切に思っている証拠。
だから、
気になること自体は悪くありません。
大切なのは「信じる姿勢」
テストの結果がすぐに出なくても、
どーんと構えていること。
「信じれば成り、憂えれば崩れる」
という言葉があるように、
不安を向けるより、
信じるエネルギーを向けてあげてください。
見守ると放置は、まったく違う
「信じる」と「何もしない」は違います。
・気にかける
・声をかける
・様子を見る
この見守りがあるからこそ、
子どもは安心します。
「放置」ではなく、
愛のある距離感が大切です。
テストの結果からわかること
テストの点数は、
ただの数字ではありません。
そこから、たくさんのことが見えてきます。
・名前が乱暴にかかれている
・回答はかかれているか?
・文章問題はこたえているか?
・算数の計算式は書いてあるか?
責める材料ではなく、ヒントとして見てみてください。
解答用紙から子供の様子が垣間見れます。
点数を上げたい気持ちは、みんな同じ
どんな子でも、
「点数はよくなりたい」と思っています。
その気持ちと結果に差があるときは、
本人を責める必要はありません。
「ボトルネックはどこかな?」
と、少し観察してみてください。
親の余裕が、子どもの安心になる
親も忙しくて、
余裕がなくなることはありますよね。
そんな時には、テストの点数がすべてに見えてしまいますが、
ちょっと立ち止まってみると、違って見えます。
ちょっとの余裕を持つことで、
子どもに
「テストが怖くなくなる力」を与えます。
力が抜けると、
子どもは自分の力を出せるようになります。
「信じてるよ」が、いちばんの応援
「大丈夫だよ」
「信じてるよ」
この一言があるだけで、
子どもは安心します。
テストの点数を上げる近道は、
安心して挑戦できる環境をつくること。
点数は、
そのあと自然についてきます。
最後に
テストは、
子どもを評価するためのものではありません。
成長を知るための、
ひとつの通過点です。
気にしすぎず、
でもちゃんと見ている。
そんな親の姿が、
子どもの「テストが怖い」を
そっと手放してくれます。


