「中学生になる前にやっておきたい英語学習準備」その1:英語に親しむ環境づくり(家庭でできること)
「中学生になる前にやっておきたい英語学習準備」
その1:英語に親しむ環境づくり(家庭でできること)
中学に入ると英語学習が本格化します。
中学生が覚える英単語の量も、以前のおよそ1200語からさらに増え、
現在では小学校で600~700語、中学では1600語を学ぶため、
合計で2200語を覚えることになります。かなりのボリュームですよね!
そこで、ぜひ中学に入る前から英語に慣れる準備をしてほしいと思います。
この準備について、何回かに分けてお伝えします。
今日は、家庭で簡単にできる
「英語に親しむ環境づくり」についてお話しします。
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♦ 英語に親しむ環境づくり♦
まずは、日常生活の中で英語に触れる機会を増やすことから始めてみましょう。
例えば、英語のアニメや映画を観たり、簡単な英語の歌を聴いたりするのも良いですね。
楽しみながら英語に触れられる活動がおすすめです。
ここで、小学5年生や6年生向けに
英語に親しみやすいアニメや映画、歌をご紹介します。
お子さんが楽しく観られる作品や、保護者の方も
一緒に楽しめる作品を男女別にまとめました。ぜひ参考にしてみてください!
【小学5~6年生向け:英語の映画】
・ 女の子向け
- Frozen(アナと雪の女王)
歌とストーリーが子どもたちに大人気の作品です。
主題歌「Let It Go」も英語で口ずさむ子が多く、自然と英語の音に親しむことができます。
物語がわかりやすく、単語も簡単なので、最初の英語学習にぴったりです。 - Moana(モアナと伝説の海)
主人公の冒険心とリズミカルな英語が楽しく、特に女の子が夢中になる作品です。
「How Far I'll Go」などの曲も親しみやすいリズムで、歌いながら英語のフレーズが覚えられます。 - Try Everything – Zootopia (ズートピア)
ポジティブな歌詞と元気なリズムで、自然と英語が身に付きます。
見ていて、前向きな気持ちになれるところも良いです。
歌いながらリズムに合わせることで、楽しく学べる曲です。
・ 男の子向け
- Toy Story(トイ・ストーリー)シリーズ
長年愛されているシリーズで、親しみやすいキャラクターが魅力です。
日常会話のフレーズも多く、コミュニケーションの練習にもなります。
楽しいストーリーとともに、簡単な英語表現に触れられるため初心者におすすめです。
- Big Hero 6(ベイマックス)
テクノロジーと冒険がテーマで、男の子に興味を持たれやすい作品です。
会話も聞き取りやすく、テンポが良いため、映画を通して英語に耳を慣らすのに適しています。
- The LEGO Movie(レゴムービー)
レゴのキャラクターたちが織りなす物語はポップで軽快な英語が特徴です。
子どもが好きな冒険要素と親しみやすい単語が多く、自然と英語表現が身に付きます。
これらの作品はストーリーもわかりやすく、言葉も短いので、英語のリズムに慣れる良い作品です。
家庭での英語学習にもぴったりです。ぜひ一緒に楽しんでみてください!
【 小学5~6年生向け:英語の歌】
・ 女の子向け
1. Let It Go – Frozen
- イントロから一気に引き込まれる曲で、特に女の子に人気があります。発音もはっきりしているので、聞き取りやすく、自然に英語のリズムが身に付きます。
2. How Far I’ll Go – Moana
- 南国のリズムが楽しく、親しみやすい曲調です。サビの部分が特に覚えやすく、繰り返し聞くことで英語のフレーズが自然と口に出てくるようになります。
・ 男の子向け
1. You’ve Got a Friend in Me – Toy Story
英語のリズムが覚えやすく、子どもにとって親しみやすい歌詞が魅力です。歌詞が短めで、初心者でもすぐに口ずさめます。
2. Life is a Highway – Cars
テンポの良い曲調が特徴で、特に発音がクリアで聞き取りやすいです。楽しいリズムで英語の歌に慣れるのにぴったりです。
【 注意点】
英語音声に日本語字幕をつけると、中には嫌がる子供達もいるかもしれません。日本語を読むのが面倒だったり、読み終わらないうちに消えてしまったりするからです。そんな時は日本語音声で観てから、2回目に英語音声で観てみる方法もおすすめです。
また、お父さんやお母さんが英語の映画や動画を楽しそうに観ていると、子どもも「何を見ているのかな?」と耳を澄ませたりします。お子さんにとって一番の影響力があるのは、やはり保護者の方です。ご自身が楽しむ姿を見せることで、自然と英語に興味を持ってくれるます。
【 気軽に楽しむコツ】
「英語を全部理解しなきゃ」と考えると、逆にストレスになってしまうこともありますよね。私も最初はそうでしたが、今は「聞こえるところがあればいい」というくらいの気持ちで見ています。例えば、“OK!”や“No~!”といった簡単なフレーズだけを、抑揚をつけて真似してみるのも良いですね。遊び感覚で英語の音を楽しむことが、英語に親しむ第一歩です。
目的は「英語のリズムや音に慣れること」です。リスニング力は「繰り返しが大事」なので、まずは気軽に何度も楽しんでみてください。
お母さんやお父さんも一緒に
「意味はわからないけど、音が面白い!」という気持ちで、
ぜひお子さんと一緒に英語に親しんでみてくださいね。