子供達に大人ができること ~これからは体験が宝になる~

子供達に大人ができること ~これからは体験が宝になる~

私が子どもの頃、日本は経済成長の真っ只中でした(笑)

物がどんどん良くなり、新しい商品が次々と登場する、そんな時代です。

ちょっと古い話ですが、

ステレオが出たあとに、カセットテープ
そして、

ソニーのウオークマンが出たときは
とってもほしくてほしくて、

おじいちゃんにお誕生日にかってもらったときは

嬉しくって飛び上がったのを覚えています。

お誕生日のケーキひとつとっても、
ホールのデコレーションケーキは
特別でした。(笑)

 

時代は変わり、
今の子供達はすでに豊かな社会で育っています。

お菓子も、駄菓子屋さんではなく、

今はコンビニで当たり前に売っていますから
あまり感動はないですよね。

 

お金があれば、たいていの物は手に入ります。

ケーキも「食べたい」と思えば、簡単に変えます。
携帯電話も当たり前に持っている子がほとんどです。

 

 

では、そんな時代を生きる子供達に、
私たちは何がしてあげられるのでしょうか?

 

子供が心に残す「体験」というプレゼント

お金や物を与えるのではなく、
自分で感じ考え、試行錯誤しながら得らえる「体験」

 

例えば、雨の日に学校に行く。

地方では、雨がふったら学校まで車で送る家庭も多いのですが、

会えて、レインコートを着て、傘をさして通ってみる。

 

学校についたら、びしょぬれで
靴下まで濡れているかもしれませんが、

その面倒な体験はとても貴重だと思います。

効率を考えてしまう社会で
便利なことが当たり前になっていますから、

面倒な体験をすることで
普段の生活に感謝が生まれます。

 

面倒な体験だけでなく、

楽しい体験も

例えば、段ボールで自分だけの空間を作ってみる。

限られたスペースで
最初はうまくいかなくても、
どうすれば心地よくなるか

工夫し、やっと完成したときの達成感は、
何より心に刻まれると思います。

他にも、スポーツやお料理、お裁縫など、
どれも決して「完璧な成果」を求める必要はありません。

むしろ、試行錯誤や失敗を重ねて
作り上げる過程こそが、子供達にとって一番の宝物です。

 

子供達の記憶に残り、
これからの人生を形作る
最高のプレゼント!かなと。

 

中学・高校の学びも「主体性」が求められる時代へ

 

学校の学びも、かつては
「テストで正しい答えを出すため」の受け身の学びが中心でした。

でも、これからの学びは違います。

自分で考え、主体的に答えを
見つけ出すことが求められるようになっています。

 

実際に、大学受験も変化しています。

一般選抜よりも、「総合型選抜」や
「学校推薦型選抜」の受験者が増えてきました。

 

テストの点数だけでなく、志望動機や小論文
面接などが評価の基準です。

 

子供自身が「自分は何をしたいのか」
「どんな道を選びたいのか」を考え、
言葉で表現する力が試されます。

主体性を発揮していいんですね。(笑)

謙遜や慎ましいことが重んられている日本ですが
そんな文化も大切にしつつ、
主体性を発揮する。そんな時期だと思います。

小さな体験が未来の力になる

だからこそ、私たち大人が今できるのは、
子供達に「体験」をプレゼントすること。

大がかりなことじゃなくても
家の中でもできることで十分!

例えば、

• 一緒に簡単な料理を作る

• 掃除を工夫しながらやってみる

• 廃材を使って工作を楽しむ

 

家の中が散らかってしまいます。
大人の面倒が増えるかもしれません。

 

それをも楽しめたら良いのですが、
なかなか難しいですよね。(笑)

大人にも事情がありますから、

子供のために、大人が犠牲になっては本末転倒ですから。
バランスよく。

 

小さな体験の積み重ねが、
子供達の考える力、工夫する力、
それが自信となって未来につながると思っています。

「できること」を楽しもう

 

私たち大人は、つい「結果」にフォーカスしてしまいますが、

子供達にとっては、成功や失敗よりも

「感じたこと」「挑戦したこと」そのものが大切だな~と。

 

つい、子供達には安心安全を考えて
できあがったものを渡してしまいますが、

物ではなく体験を!

そして、大人も一緒に楽しむことで
子供達の記憶に残る素敵な瞬間がきっと生まれるはずです。

これからの時代、物ではなく体験が宝になる。

手間がかかるのですが、
大人も体験を楽しめるものを!(^^)/

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